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trend×trend

巷ではやりのあんなものこんなもの

横尾忠則という人

横尾忠則

横尾忠則という人は現在画家である。
彼は元々グラフィックデザイナーであるが、彼の考えによるとデザイナーは商売じみているので画家よりも格下らしい。1980年7月にニューヨーク近代美術館にて開催されたピカソ展に衝撃を受け、その後、画家宣言をした。

その考えに賛同できるかどうかはさておき、彼がデザインではなくアートに関心が言ってしまったのは事実だ。
彼はデザイナー、いや画家としてかなりイレギュラーな経歴を持つ。
地元の小さな印刷屋から神戸新聞社に、そしてその後日本デザインセンターに入社する。いわゆる美術教育は高校生の時に通信教育で学んだ挿絵のみ。

日本の画壇はジャンルを問わず派閥や学閥が渦巻いていていわゆる外者はなかなか芽が出ない。そんななか、強烈な個性と奇妙さで大衆の興味を握った。

この人もこういったタイプのアーティストの例に漏れず年を重ねる毎に奇妙さを増す。あの天才岡本太郎やピカソもそうだ。ただ、この人の場合前者とは何か違う。若いときの仕事ぶりがあまりにも常識的すぎるからだ。
この人の場合、年齢を増す毎に、有名になればなるほどその奇妙さを楽しんでいるようにも見える。奇妙な自分を見た相手の反応をどうも楽しんでいるようだ。

こんなことを言うと彼のファンにしかられるかもしれないが、実のところ彼はかなり常識人なのかもしれない。
自分を撮ろうとするカメラのレンズをのぞき込む目を見ているとそんな気がして成らない。
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なぜ?いま水木しげる

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(2010/10/21)
松下奈緒向井理

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NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」はご覧になっているだろうか。
私の個人ブログでも書いたが、なかなかおもしろいドラマだ。
私は滅多にドラマというものを見ないが、時々なぜかはまってしまうときがある。

このドラマは配役の巧妙さやストーリーのほのぼの感もさることながら、「水木しげる」という人の生き様がかいま見えておもしろい。どこまで事実に基づいているのかわからないが、戦時中の壮絶な体験や引き上げてきてからの試行錯誤、漫画家として出発した頃の極貧生活、そして日の目を浴びてからの大きな変化。そのあたりの伝記的物語としてもなかなかおもしろい。

特に、私のように人生をマイナスからスタートしたようなものには共感させられるところも多い。
個人的には女房役を綾瀬はるかにやってほしかったが(完全に個人的な趣味だ)、世間的な水木しげるブームにも乗っかってドラマ自体は視聴率も好調のようだ。

しかし、水木しげる自体は有名になってもう40年以上が経っているというのに、なぜ今更再ブレイクしているのだろう。妖怪ブームというよりは完全に漫画家としての人間水木しげるにスポットが当たっているようだ。

確かに、似たような漫画家は誰一人いないと言っていい。
しかも片手という描き手としては計り知れないハンデを負い、あの膨大な取材と奇想天外なストーリー、個性豊かなキャラクター、どれをとっても確かに超人的だ。

ところが本人はいたってお気楽な様子。かなりの食いしん坊としても有名だ。

ひょっとするとこの「水木しげる」こそが本当は妖怪ではないか・・・・。
本当は何という妖怪なのか・・・・。

そんな想像も自然と働かせてしまうような希代の漫画家の人生をこのDVDで是非。
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