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trend×trend

巷ではやりのあんなものこんなもの

顧客のターゲットの設定とは

ファッションブランドに限らず、ものを作って売るという商行為では、必ず誰に売るのかということを考えなければなりません。それがよく聞くターゲットの設定というやつです。
アパレルの企画担当者や専門学校でファッションビジネスを専攻している学生達が、よく自分の企画するブランドについて「年齢は20~25才。こだわりを持った大人の女性。贅沢な時間の過ごし方を知っている。」などというターゲットを設定しているのを見ます。本人はたぶんこれで頭に中にイメージされたターゲット像があるのだと思いますが、はたして他の人がこれを聞いてどんなターゲットかということを判断できるでしょうか?
限りなく広い範囲のビジネスを狙うのであれば別ですが、そんなことは今の市場では現実的ではありません。現在は商品を買うという行為自体に様々な傾向が存在し、それを想定したうえで売る相手を見つけださなければならないのです。
たとえば、20~25才の女性でも独身もいれば既婚者もいます。経済状況もバラバラです。そのうえファッションの趣味趣向も食べ物の好き嫌いも住んでいるところもまちまちです。そんなふうにあげていけばきりがないほど今の市場は多様化しているのです。
何のためにターゲットを設定するのか・・・。それは売る相手を探すと同時にものづくりの絶対的な指標にするためでもあるのです。ここが曖昧ではデザイナーや制作現場は何をどう創っていいのか理解できるわけがありません。そんな状況ではできあがるものの結果は目に見えています。そしてそれが先々の販売成果につながるのです。
こんな悪循環を招かないためにもターゲットの設定というものは、たとえ1階層でも深く掘り下げることが大事です。自分が思ったターゲット像をより絞り込むための条件を今一度洗い出してみることができあがる商品の完成度を上げるのだということを忘れてはいけません。
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ブランドを創るということ

私は最近仕事でブランドを立ち上げたり、再構築したりということをよく依頼されます。
ブランドを創るというのはとてもわかりにくい仕事だと思いますが、これを業務にしている事務所もなかなかありません。なぜならそんな仕事そうそう転がっているわけでもありませんし、待っていても入ってくるものでもありません。そんなつかみ所のない仕事を主な業務にしても売り上げなんて安定するわけがありませんし、どこに営業を掛ければいいのかもわからないからです。
たとえばできあがったブランドを様々なメディアを利用し、戦略をくんで仕掛けることはそういう代理店がありますので、お金さえ出せばどうにでもなります。
逆にメーカーサイドで新しいブランドを企画するだけの企画力があればこれも話は簡単です。たとえば日本で大手といわれるワールドやオンワードなどになればそんなことはたやすいことです。様々な情報や、法的な手続きに至るまですべて社内にノウハウもセクションもあります。
ところが、中小アパレルになるとそんな部署はあるわけもなく、各ブランドのデザイナーも自分が担当するブランドの商品デザインだけで精一杯ですし、MDにもそこまでの余裕もノウハウもありません。
ではどうするか・・・・。こういうときにその仕事を頼めるようなところがないのです。
ブランドを創る手順というのは
1 市場の分析   2 ターゲットの選定
3 ブランドイメージの構築   4 ブランド名の考案
5 ロゴやビジュアルのデザイン   6 ブランドの登録
7 イメージマップの作成   8 製品イメージの確定
9 立ち上げシーズンのテーマ設定   10 製品のデザイン
という感じです。
10の製品デザインは各メーカーやアパレル系の企画会社でこなせることです。
6のブランド登録は弁理士の業務です。
では、後はどんな職業の人がやるのか・・・。
ある弁理士が「ブランドを考案して自分で登録し、ビジネスに結びつけられる人がいたら必ず成功する。」と自分のホームページで書いていましたが、それは実際問題無理でしょう。そこでそれに近いことをやってやろうというのが私です。もちろんそればかりやるほどいつもいつもそんな仕事はありませんので、その間をどうやって埋めるかが現実的な問題ですが、幸い私の事務所は途方もなくいろいろな仕事を受けますのでその点はクリアできているようです。あとは弁理士に頼らなければいけない部分を少しでもカバーできるようにすればいいのですがこれがなかなか難しいのです。当然弁理士になるための勉強をした人たちとは違うわけですから。せめていつもペアを組める弁理士を探すとか、ここの問題を解決できればもっと仕事があるのかもしれません。
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来シーズンの子供服はちょっと異変

お子様がいらっしゃる方はプチ情報。特に男の子です。
来シーズンの子供服トレンドは大きく4つのテーマです。
1 働く車(ブルドーザーやショベルカー)
2 昆虫(外国のカブトムシやクワガタ)
3 恐竜(結構リアルなものからかわいいものまで)
4 ロック系(エレキギターやパンク系のモチーフ)
といったところです。これは絶対に間違いありません。
うちの事務所では年間子供服のプリントや刺繍のモチーフを約300点ほど描いています。今年はそれに新規の得意先が加わりますのでおそらく500点を超えるでしょう。月平均40点。たぶん近畿では単独の事務所として1番だと思いいます。
それだけこなしている中で見ても明らかにこの4つです。
ただ、ちょっと今までと違うことがあります。いくら男の子とはいえ、買うのはお母さんがほとんどですから、今まで虫ものはタブーとされてきました。ところがあの「虫キング」というやつのせいで来シーズンはやたらと虫が出てきます。それも1匹だけではなくて総柄とか10匹くらい並んでいるやつとかが平気であります。
つくづく子供服も変わってきたなあという感じです。
まあテレビに影響されるところは今も昔も同じですが。
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ファッションの流行はなぜ各社同じなのか

「今年はこれがはやっているから・・」とか「この秋はこの色だから」とかテレビや雑誌で言っているのをよく聞きます。テレビの番組でタレントがもっともらしい顔でファッションチェックらしきコーナーを持っているのも見かけます。まあ、タレントのファッションチェックがどうなのかはここでは置いておいて、いったいこの流行というのはどうやって決まっているのかご存じですか?
海外での事情はまたいろいろですが、日本ではおおむね形が決まっています。
まず、そのシーズンの約1年半前に海外の情報誌というものが入ってきます。バブル期には数え切れないほどの情報誌が入ってきていましたが、今はかなり淘汰されました。プロモスティルとか言うのを聞いたことがある方もいると思います。そこにはそのシーズンの大きなテーマというのが載っています。「アクティブスポーツ」だとか、「エレガント○○○」といった感じです。そこにはそのテーマにあったモチーフやカラー、スタイル画といったものが載っています。それをまず専門の本屋さんがアパレル各社に売りに回ります。一冊何十万もするものですからそう簡単には売れませんが、アパレルもそれがないと取り残されてしまうので仕方なしにそれを買います。
そしてしばらくすると、海外の有名デザイナーがコレクションを発表します。これを見た芸能人などが来年はこれがはやるだとかいろいろ言ってるのですが、実はこの時点ではもうアパレルサイドでおおむね流行するものは決まっているのです。それをコレクションで確認したり、プラスアルファを取り入れたりします。その作業を国内の有名ブランドが一斉にやるわけですから当然同じものがテーマとして選ばれるわけです。
そしてシーズンに投入される商品は、ブランドが違っても同じ縫製工場や繊維商社が製造を請け負っていますので同じようなものがあがっていますし、さらにそれに拍車をかけているのがSPAというシステムです。これは、自社の店頭で売れたものを正確に把握し、それを短期間で追加し、ロスなく売れるものをさらに売る、販売機会を逃さないという考え方です。このシステムを各社が取り入れるようになってからアパレルに勝ち組と負け組がはっきりしたと言われています。
最近では、セレクト系や、もっとコアなブランドなどこの形式に当てはまらないブランドも出てきてはいますが、大手ブランドになればなるほどこういったやり方からはずれることはできないでしょう。
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北欧モダン デザイン&クラフト展始まる

9月15日(土)~10月21日(日)まで京都市美術館で北欧モダン デザイン&クラフト展が始まります。巷のインテリアショップや雑貨屋では北欧ものが大流行ですが、京都市の美術館がこの手の展覧会というのも珍しいかと思います。私も是非足を運びたいと思っているのですが、やはりなんとなく美術館というのは違和感があるな・・・という気がしています。
日本ではデザインと美術との境目が未だにはっきりとしませんし、はっきりする必要もないと思うのですが、どちらかというと向かい側の国立近代美術館でやった方が抵抗はなかったでしょう。まあ、京都市の美術館もいろいろな試みという点ではかなり評価できますが。
それはさておき、世間の北欧ブームにはすさまじいものがあります。マリメッコのテキスタイルや、デンマークの家具などおよそ日本の家屋にはとうてい合いそうもないデザインが受けているようです。最近はマンションなどもかなり洗練されたデザインのものが多くなったのでようやくそういったデザインのものでも違和感なくとけ込んでくれそうですが、その洗練された統一感を長期間維持できないところが日本人の悲しいところです。部屋の内装や家具はバリバリの北欧デザインでも、なぜかそこにディズニーのクッションがあったり、突然へんてこな額が掛けてあったり。歴史の違いというかセンスの違いというか。歴史の違いというのであればせめて和風のデザインでの統一感くらいはもう少しなんとかなると思うのですが、そんな日本独自の和でさえセンスのあるご家庭を見たことがありません。私は別に欧米崇拝者ではありませんが、生活スタイルのまとまりというか統一感というか、そういうライフデザインのセンスみたいなものは日本人にはあまりないものだなと思っています。
北欧・ファブリック―おしゃれなパターン素材集 (おしゃれなパターン素材集) 北欧・ファブリック―おしゃれなパターン素材集 (おしゃれなパターン素材集)
2m09cmGRAPHICS (2006/09/23)
ビー・エヌ・エヌ新社
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